サービス提供責任者の対応(人間の尊厳と自立)

サービス提供責任者の対応(人間の尊厳と自立)

 

日本のどこかの介護福祉士
こんばんは。
日本のどこかの介護学園
学園長の日本のどこかの介護福祉士
通称:ぼっち先生wです。

 

今夜のメニューは、
サービス提供責任者の対応
(人間の尊厳と自立)
となっております。

 

にゃんこ
動画を見終わったら
確認問題にチャレンジしてにゃん♪

 

【サービス提供責任者の対応】
(人間の尊厳と自立)
https://youtu.be/H0LzDxoatL8

 

 

日本のどこかの介護福祉士
確認問題をご用意させて頂きました。
全問正解できるまでチャレンジしてみてください!
↓↓↓

サービス提供責任者の対応

透析をされているご利用者様から

延命治療を選択する意思決定の計画書について相談をされたときの

訪問介護(ホームヘルプサービス)のサービス提供責任者の返答


 

サービス提供責任者の対応
テキスト確認★

 

日本のどこかの介護福祉士
ここからはテキスト確認です。
まずは過去問を確認しましょう。

 

問題:Aさん(78 歳,女性,要介護 3 )は,訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用している。72 歳から人工透析を受けている。透析を始めた頃から死を意識するようになり,延命治療を選択する意思決定の計画書を作成していた。しかし,最近では,最期の時を自宅で静かに過ごしたいと思い,以前の計画のままでよいか気持ちに迷いが出てきたので,訪問介護(ホームヘルプサービス)のサービス提供責任者に相談した。
サービス提供責任者の対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 「この計画書は,医療職が作成するものですよ」
2 「一度作成した計画書は,個人の意向で変更するのは難しいですよ」
3 「意思確認のための話合いは,何度でもできますよ」
4 「そんなに心配なら,特別養護老人ホームに入所できますよ」
5 「この計画書は,在宅ではなく病院での治療を想定したものですよ」

 

ご利用者様が、延命治療を選択する意思決定の計画について、サービス提供責任者に相談をした。ということですね。

 

サービス提供責任者とは?

 

まず、「サービス提供責任者」なんですけど、
「サービス提供責任者」って、何をするどんな人かわかりますか?
ざっくり一言で言えば、サービス提供責任者は訪問介護の事業所にいるサービス提供の責任者です。そのままですが。
もう少し詳しく言うと、
サービス提供責任者は、訪問介護の事業所に1人以上はいます。
具体的になにをする人かと言うと、
・訪問介護計画の作成(ヘルパーさんが家に介護に行く計画を作ります。)
・訪問介護の利用の申込みに係る調整(訪問介護の利用の申込みのときに調整をします。)
・利用者の状態の変化やサービスに関する意向の定期的な把握(利用者さんの状態の把握をします。)
・サービス担当者会議への出席等による居宅介護支援事業者等との連携(ご利用者様の生活や介護計画について、会議に出たり、ケアマネさんと相談のために連絡を取り合ったりします。)
サービス提供責任者の役割は他にもあるのですが、
問題の正解のためには、このくらいわかっていれば十分なので、サービス提供責任者については、ここで終了にします。

 

~事例問題文まとめ~

 

問題文に出てくるご利用者様は、訪問介護を利用しています。
ご利用者様は、その訪問介護事業所のサービス提供責任者に相談をしたのですね。
なにを相談したのか?
延命治療を選択する意思決定の計画についてです。
身体になにかあったときに、病気を治すことはできなくても、延命を目的とした治療をするかどうかの計画について相談をしたのですね。
問題文のご利用者様は、最期の時を自宅で静かに過ごしたいと思い,以前の計画のままでよいか気持ちに迷いが出てきたとのことです。
そのときのサービス提供責任者の対応として適切なものを選べということですね。
選択肢は全部、サービス提供責任者の発言となっています。
あなたがサービス提供責任者だったら、どれを選んだら、ご利用者様にとって適切だと思いますか?
一緒に見ていきましょう。

 

選択肢を一問一答方式で確認

 

透析をされているご利用者様から
延命治療を選択する意思決定の計画書について相談をされたときの
訪問介護(ホームヘルプサービス)のサービス提供責任者の返答として
適切なら○、適切でなければ❌で答えてください。1 「この計画書は,医療職が作成するものですよ」

どうでしょう?

医療職というのは、医者、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などです。

延命治療の計画書は、ご本人様の意志、意向によって、作られます。
この発言は適切ではありません。

✖です。

 

透析をされているご利用者様から
延命治療を選択する意思決定の計画書について相談をされたときの
訪問介護(ホームヘルプサービス)のサービス提供責任者の返答として
適切なら○、適切でなければ❌で答えてください。2 「一度作成した計画書は,個人の意向で変更するのは難しいですよ」
延命治療の計画は、ご本人様の意志、意向が優先です。
ご本人様の意志、意向が変わった場合には、それに沿って変更が必要です。この発言は適切ではありません。✖です。

 

透析をされているご利用者様から
延命治療を選択する意思決定の計画書について相談をされたときの
訪問介護(ホームヘルプサービス)のサービス提供責任者の返答として
適切なら○、適切でなければ❌で答えてください。3 「意思確認のための話合いは,何度でもできますよ」
延命治療の計画は、ご本人様の意志に沿って作成されます。
意思確認は大切です。「何度でもできますよ。」と声かけをすることは、ご本人様の意志を尊重、大切にしています。○です。

 

透析をされているご利用者様から
延命治療を選択する意思決定の計画書について相談をされたときの
訪問介護(ホームヘルプサービス)のサービス提供責任者の返答として
適切なら○、適切でなければ❌で答えてください。4 「そんなに心配なら,特別養護老人ホームに入所できますよ」

問題文を読むと、ご利用者様は、「最近では,最期の時を自宅で静かに過ごしたいと思い」と書いてありますよね。

なんども言っていますが、ご本人様の意志を尊重することが大切です。

自宅で過ごしたいという意向があるのに、「老人ホームに入所できますよ。」と言うのは適切ではありません。

✖です。

 

透析をされているご利用者様から
延命治療を選択する意思決定の計画書について相談をされたときの
訪問介護(ホームヘルプサービス)のサービス提供責任者の返答として
適切なら○、適切でなければ❌で答えてください。5 「この計画書は,在宅ではなく病院での治療を想定したものですよ」

延命治療の計画書は、最後の時を過ごしたい場所が、在宅だとしても、病院だとしても、施設だとしても、どこを想定しているとしても作成できます。

✖です。

 

日本のどこかの介護福祉士
今回の勉強はこれで以上です。
今回もあなたの特別な時間を頂き
一緒に学べて最高でした。
ありがとうございます。
また次のコンテンツでお逢いしましょう。

 

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