【セルフヘルプグループ(self-help group)】(社会の理解)

【セルフヘルプグループ(self-help group)】
(社会の理解)

 

日本のどこかの介護福祉士
こんばんは。
日本のどこかの介護学園
学園長の日本のどこかの介護福祉士
通称:ぼっち先生wです。
今夜のメニューは、
【セルフヘルプグループ(self-help group)】
(社会の理解)
となっております。

 

にゃんこ
動画をご覧になって頂いたら、
動画下の確認問題(練習問題)にチャレンジしてにゃん♪

 

【セルフヘルプグループ(self-help group)】
(社会の理解)

↑↑↑クリックでとべます★

 

 

日本のどこかの介護福祉士
確認問題をご用意させて頂きました。
「問題スタート!」をタップ(クリック)で挑戦できます。
全問正解できるまでチャレンジしてみてください!

↓↓↓

セルフヘルプグループ(self-help group)

 

日本のどこかの介護福祉士
ここからはテキスト確認です。
↓↓↓

 

全体の構成

 

今回はコメント欄でリクエスト頂きました
「セルフヘルプグループ」についてとなっております。

 

ざっくり
○過去問を一緒に確認
○セルフヘルプグループ(self-help group)とは?
○一問一答方式にして各選択肢を確認
○最後にもう一問やっちゃおう
の4部構成となっております。

早速、過去問を見ていきましょう!

 

にゃんこ
いけいけどんどんにゃ~ん!
ヾ(*´∀`*)ノ

 

まずは過去問を一緒に確認

 

第33回(令和2年度)問題 6の
過去問からの出題です。

次のうち,セルフヘルプグループ(self-help group)
に該当するものとして, 最も適切なものを 1 つ選びなさい。
1 町内会
2 学生自治会
3 患者会
4 専門職団体
5 ボランティア団体

 

いつものごとく答えから
言ってしまいますが、
正解は3の「患者会」となります。

 

今回の問題、
横文字が出てきましたね。

基本的には
「セルフヘルプグループ(self-help group)」
の意味がわかれば正解しやすくなる
問題だと思います。

ただ、外国の受験生の方もいらっしゃいますし、
選択肢の言葉についても難しい場合もあると思いますので、
そのへんもふくめて1つずつ
一緒に確認をしていきましょう。

 

セルフヘルプ(self-help)とは?

 

まずは
「セルフヘルプグループ(self-help group)」
言葉の定義(意味)の確認です。

 

セルフ(self)は「自分、自分で」という意味があります。
ヘルプ(help)は「助ける。援助する。」という意味です。
self-helpとは、「自分を助けること」となります。

自分で自分を助けることを「自助」とも言います。

 

ここまでをまとめます。
言葉の意味としては、
「self-help」「自分を助けること」「自助」
です。

自助については、このチャンネルの以前の動画、
【地域包括ケアシステムでの自助・互助・共助・公助】
https://youtu.be/OrRK-Yy14NI
https://www.youtube.com/watch?v=OrRK-Yy14NI
でも出てきた言葉です。
ぜひ合わせてご覧になって頂けると、
深い理解につながると思います。

 

にゃんこ
【地域包括ケアシステムでの自助・互助・共助・公助】
はこちらにゃん♪
↓↓↓

【地域包括ケアシステムでの自助・互助・共助・公助】
(社会の理解)

 

 

この動画はこの動画だけで完結するように
お話させて頂きます。

だがしかし、
ここでついでに、ざっくり一言で、
「自助・互助・共助・公助」についても、
一緒に確認をしておきましょう。

 

自助・互助・共助・公助 の一言確認

 

日本のどこかの介護福祉士
自助・互助・共助・公助を
一言で確認をします。

 

自助自分で自分を助けること
互助家族や地域の方とのお互いの支え合い
共助制度化された介護保険・医療保険サービスなどの利用により助けること
公助法に基づく行政サービスで、生活困窮等を助けること
となります。

 

「セルフヘルプグループ(self-help group)」とは?

 

今回、勉強をしている、
セルフヘルプグループの話に戻ります。

 

セルフヘルプとはつまり、
「self-help」=「自分を助けること」=「自助」
となりますが、
グループgroupの意味はわかる方多いのではないでしょうか?
グループ(group)の意味は「集団、仲間」です。

 

つまりself-help groupは、
自分で自分を助ける人たちの集団(仲間)となります。

自分で自分を助ける人たちが集まったグループ
ってことです。

自助グループってことになります。

 

でも、自助って自分で自分を助けることですよね?
自分で自分を助けるのに、なんでグループが必要なの?
って思いませんか?
セルフ(自分で)なのに、
グループ(仲間)がなぜ必要なのか?
一緒に確認をしましょう。

厚生労働省のe-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/keywords/mutual-self-help-group
では、
「自助グループ」
「同じ問題をかかえる人たちが集まり、相互理解や支援をし合うグループ」
としています。

もう一文、自助グループについて、
同様のHPから引用させて頂きます。
自助グループある障害を持つ者同士が互いに励ましあいながら、
その障害を様々な形で克服していくための集団です。
引用以上です。

 

「自助」というと自分で自分を助けることですが、
「自助グループ」とは、
相互理解や励まし合いをしながら障害や問題を克服していくための集団
ということになります。

「相互理解」とは、
お互いに理解し合うことです。
同じ問題や障害を持った方同士が集まったら、
「あなたもそうなんですね。私もなんですよ。その気持ちわかります。」
とかの会話になりやすいですよね。
お互いがお互いを理解をして励まし合ったり、
お互いの課題を共有することによって、
障害や問題について前向きに克服しやすくなるのではないでしょうか?

 

【各選択肢を一緒に確認しましょう(一問一答方式)】

 

日本のどこかの介護福祉士
それでは、ここまで学んだことを踏まえて
今回の過去問を
一問一答方式にして、選択肢を
1つずつネチネチと解説していきます。

 

(第1問)
セルフヘルプグループ(self-help group)に、
該当すれば○、該当しなければ✖で答えて下さい。
1 町内会

✖です。

日本の「町内会」というのは、
町などの一定の地域で、
住民同士による生活上の協力や
助け合いなどをする会です。

同じ問題や障害を持っている人たちが
集まる自助グループではありません。

 

(第2問)
セルフヘルプグループ(self-help group)に、
該当すれば○、該当しなければ✖で答えて下さい。
2 学生自治会

✖です。

学生自治会は、
大学などの学生が、自分たちで、
学生生活の維持向上のための活動
をする組織です。

同じ問題や同じ障害を
持った方たちが集まる
自助グループとは違います。

 

(第3問)
セルフヘルプグループ(self-help group)に、
該当すれば○、該当しなければ✖で答えて下さい。
3 患者会

○です。

患者会は、
同じ病気、同じ障害、同じ症状などを持つ人たちが集まり、
お互いの悩みや不安を共有したり、情報交換をしたりする
自主的に運営する会です。

セルフヘルプグループ(self-help group)に、
当てはまります。

 

(第4問)
セルフヘルプグループ(self-help group)に、
該当すれば○、該当しなければ✖で答えて下さい。
4 専門職団体

✖です。

専門職団体というと、
地域のケアマネジャーの会もそうですよね。
病院の先生の集まりとか、看護師さんの集まりとかも当てはまります。
弁護士さんなどの法律関係のお仕事をされている方たちの集まりも当てはまります。

ある意味同じ問題を持っていたりするかもしれませんが、
専門職としての維持向上などのために集まるもので、
自分自身の自助のために集まっている訳ではありません。

 

(第5問)
セルフヘルプグループ(self-help group)に、
該当すれば○、該当しなければ✖で答えて下さい。
5 ボランティア団体

✖です。

ボランティアとは、
自分の意志で社会活動や社会貢献に
無償で参加する人や活動のことを言います。

誰かが誰かを支援するっていうことになるので、
自助の定義には当てはまりません。

 

セルフヘルプグループ(self-help group)
第27回(平成26年度)

 

日本のどこかの介護福祉士
今回は、
セルフヘルプグループ(self-help group)
について、もう一問
いっちゃいます。

 

にゃんこ
セルフヘルプについては
これでばっちりになっちゃおうにゃん~♪

 

第27回(平成26年度)
過去問からの出題です。

問題:
セルフヘルプグループ(self-help group)の
目的として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 .療養上の管理指導を行う。
2 .専門的知識を提供する。
3 .自助具を作成する。
4 .就労移行支援の窓口になる。
5 .課題を共有する。

わかりましたでしょうか?

セルフヘルプグループ(self-help group)
とはどんなグループでしたか?
なにをするグループでしたか?

セルフヘルプグループ(self-help group)「自助グループ」とは、
相互理解や励まし合いをしながら障害や問題を克服していくための集団
でしたね。
「相互理解」とは、
お互いに理解し合うことです。

自助グループの具体的な活動としては、
お互いがお互いを理解をして励まし合ったり、
お互いの課題を共有することになります。

ということで、
答えは5番
5、課題を共有する。
となります。

「課題を共有する」ことは、
セルフヘルプグループ(self-help group)
の目的の1つとなります。

 

1番から4番選択肢についてはサラッと解説します。

 

選択肢1
1 .療養上の管理指導を行う。❌

「療養」とは、
病気やけがの手当てをし、
からだを休めて健康の回復をはかること。
となります。

「指導管理」とは、
「状態に気を配り必要な手段を使って目的に向かって教えて導くこと」
です。

「療養上の指導管理」は、
「健康の回復のために、気を配って助言などをする」
といったことになります。

誰かが誰かの療養上の指導管理をするということになります。
自助グループの目的とは関係ありません。

 

選択肢2
2 .専門的知識を提供する。❌

この場合、「提供」とは、
「相手に役立つように教えたりすること」
となります。

自助グループは
「お互いの問題や障害についての課題共有」はしますが、
相手に役立つように専門的知識を教えたりすることは、
自助グループの目的とはなりません。

 

選択肢3
3 .自助具を作成する。❌

自助具とは、
身体機能の低下などを原因とする動作の困難を補うための道具や装置のこと
です。

自助具は、自分を助ける道具
「自助」という言葉を使っていますが、
道具です。
その「道具の作成」は、
セルフヘルプグループ(self-help group)
の目的とはなりません。

 

選択肢4
4 .就労移行支援の窓口になる。❌

就労移行支援とは、
障害者総合支援法に定められた
障害福祉サービスのひとつです。
働きたい障害のある方に対して、
働くために必要な知識や能力を
つけるための支援などをします。

その就労移行支援の窓口になることは、
セルフヘルプグループ(self-help group)
の目的とはなりません。

今回の勉強はこれで以上です。

 

日本のどこかの介護福祉士
ということで、
今回もあなたの特別な時間を頂き
一緒に学ぶことができて最高でした。
ありがとうございます。

 

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